くたくた読書生活

本の感想・アニメ・マンガ・モバマスとか

外国語や外国についての本たち

こんばんは。今回は外国語や外国について書かれたエッセイや新書の本などを紹介したいと思います。

 

みなさんは、日本以外の外国や、また外国語は好きでしょうか?私の感想を書く本のジャンルを見ても、私が外国好きってことはわかってしまうと思います。実際、好きです。異文化好きって感じです。外国語を勉強するのも嫌いではありません。とは言え、勉強するのと話すとは全然違って難しいのですが。

じゃあなんで、外国が好きなの?っと聞かれればやっぱり日本以外の文化だとか楽しいからです。今の時代は簡単にそういった情報が手に入りますからね。外国語を勉強するのも、その文化に触れる方法の一つですし、ちょこっと英語とかを見た時に理解したい、そういうのカッコいいっていう憧れもあります。

 

ちなみに私は、特にヨーロッパが好きです。またアニメや漫画、小説でもいいですが、そういった娯楽の中に西洋的なモチーフだったり、テーマだったり、神話だったりというものがたくさん出てきます。例えば、エヴァンゲリオンでは、聖書に出てくる単語がブワーっと出てきますね。Fate stay nightでは、サーヴァントの中にはヨーロッパの神話を原典にするキャラクターたちもいます。そういった物語に触れるとき元ネタ、というか、基礎知識、背景知識を知っているともっと面白くなるんですよね。それが私が特に西洋の文化について知りたいと思っている理由です。

アニメの話ばかりになりましたが、他にも、現在、私が読んでいる村上春樹の『海辺のカフカ』では「オイディプス神話」や「ナポレオン戦争」といったキーワードに、直接的にではないにせよ、出会います。もちろんスルーしても物語の大筋には関係ないのですが、メタファーとしての働きもあるようです。詳しく知りたい方はぜひ、小森陽一さんの『村上春樹論』を読んでみて下さい。

村上春樹論 (平凡社新書)

村上春樹論 (平凡社新書)

 

 

と、途中で脱線しましたが、理由は様々だとしても、世界にはヨーロッパの国々に関わらず外国語を勉強し、使いこなし、その国々を愛する人々もいるわけです。そんな筆者たちの本をいくつか紹介したいと思います。

 

 

 

1.『嘘つきアーニャの真っ赤な真実米原万里

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

 

まずはエッセイの紹介です。米原万里さんは、1950年生まれのロシア語同時通訳家、作家です。彼女は、ご両親の仕事の都合で小学生、中学生時代の一部をソビエト時代のチェコで過ごされています。チェコの首都プラハでは、ロシア語学校に通い、ロシア語でで勉強し会話していたそうです。

このエッセイでは、チェコでの彼女の当時の三人の友人たちにスポットをあて、コミカルかつ赤裸々に、またユーモアたっぷりに綴られています。同級生たちもチェコ人ではなく、(主にソ連圏の)亡命者や外交官などの子どもたちで、母国語は違いますが、同じようにロシア語で話します。いろんな価値観を持つ子どもたちの日常、異文化のすれ違い、冷戦の激動の時代、といった要素がありながらも、読みやすく、とにかく面白い。面白いんです。外国好きとは言わず、一度は読んでみてほしい一冊です。

 

 

2.『中国語はおもしろい』新井一二三

中国語はおもしろい (講談社現代新書)

中国語はおもしろい (講談社現代新書)

 

 新井一二三さんは、本名を林ひふみさんといい、明治大学の教授です。彼女は大学生時代に中国語に出会い、ハマってしまったというお方。辞書と中国語辞典と手に大学生活を送り、在学中に中国留学、その後もカナダ、台湾、香港などで働いていたという経歴の持ち主です。

中国語はどんな言葉なのかという話からはじまり、身近な中国語にも迫ります。本書の特徴は、何と言っても、新井さんの中国語愛です。相当に中国語がお好きなようで、もちろん、中国語の有用性を語りますが、一番は中国語は面白いということ。それは人と人を近づけてくれたり、美味しい料理を食べさせてくれたり、日本と漢籍(昔の中国書籍)をつなげてくれます。その話とその面白さは、筆者が直接体験したに裏打ちされています。日本人は中国語学習にアドバンテージがある。英語よりも中国語を勉強しよう!!!と言わんばかりの書きっぷりです。中国語を始めたい人はご覧あれ。

 

 

3.『外国語上達法』千野栄一

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

外国語上達法 (岩波新書 黄版 329)

 

 外国語勉強の入門書といったテイストが本書です。筆者はチェコ語の専門家、千野栄一先生です。

みなさんも、学校では好き嫌いに関わらずに英語の勉強をしたと思います。でも全然つまんないし、しゃべれるようにもならないじゃんって人は多いんじゃないでしょうか。私も何度もそう思ったことがあります。というのも、この本では外国語をどう勉強していくか、ということが書いてあります。何のために勉強するのか、どこまで勉強するのか、必要なものはなにか?意外と忘れていた、知らなかった外国語学習に必要なものが載っています。また上の例に漏れず、筆者の外国語体験がふんだんに盛り込まれています。もっと学習が楽しくなると思います。

 

 

4.『外国語を学ぶための言語学の考え方』黒田龍之助

 こちらが最後の本になります。他の三冊よりかなり最近の本です。

ちょっと待ってください。おいおい、いきなり言語学なんて書かれちゃ困ると思われるかもしれませんね。安心してください。難しいことは書いていません。あとがきで言っているように本書では「考え方」がキーワードになっていて、「言語学」つかって外国語に関してあれこれ考えるだけ。また「はじめに」の書き出しに

常日頃より考えているのだが、外国語学習は料理に似ている。

『外国語を学ぶための言語学の考え方』黒田龍之助

とあるように彼は外国語学習を難しくは考えてはいません。料理なんです。

本書は黒田龍之助先生が書かれた本で、彼の専門はスラブ諸語でですが、いろいろな言語の話が出てくるし、もちろん日本語の話だってあります。言語学に興味ある人、いろいろな言語を勉強してる人、普段から言葉に敏感な人にはとくに読んでみて欲しい一冊です。

 

ここまで、私が読んだ面白かった本、勉強になった本を紹介してみました。1,2冊目は外国・外国語エッセイ、3,4冊目は外国語学習の本です。私が好きな本を共有できれば嬉しいです。

 

〈参考〉