くたくた読書

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今読むべき百合漫画3選

 ここ最近では、百合マンガは特別珍しいものではなく、マンガのジャンルの一つとして少しずつ少しずつ認識され始めていると思います。また、キャラやイラストが魅力的でストーリーも良いものが多く出版されています。

 今回は、そんな今読むべき百合漫画を三冊紹介したい。 

 

  一冊目は『やがて君になる』です。こちらは何度かメディアに取り上げられており、今最も熱い百合漫画だと言えると思います。公式サイトによると累計40万部突破ということです。PVもあります。

daioh.dengeki.com

  主人公である小糸侑は恋というものを知らない高校一年生。中学時代の男子友達からの告白に答えられないでいる時、生徒会の誰にもどきどきしたことないという七尾燈子に相談する。彼のことは好きだが、特別な関係が何かわからない侑は彼の返事には答えなかった。そんな誰のことも好きにならない、特別にならない侑に燈子は「好きになりそう」と告白する。

 好きがわからないから誰のことも好きにならない侑と、誰のことも好きにならない侑が好きな燈子。2人のいびつでアンバランスな関係に目が離せません。

  

 

 次におすすめするのは『ふたりべや』です。

ふたりべや (バーズコミックス)

ふたりべや (バーズコミックス)

 

 あまりネットや書店で評判や宣伝を見ませんが、私の一押しの漫画です。

 高校入学と同時に下宿生としてルームシェアをして暮らすことになった川和桜子と山吹かすみの2人の日常を描く作品です。広告の黒髪の女の子が桜子、クリーム色の長髪の子がかすみです。桜子は成績優秀で家事が得意で誰とでも人見知りせず仲良くなれます。一方のかすみはいわゆる残念美人。外見は美少女だが、大食いで面倒くさがり、自宅では下着のみといった様子。一見正反対の2人に見えるが、一緒に生活していくうちに桜子はかすみにぞっこんで世話を焼いています。その視線も友達を越えた何かがありそうなぐらいです。かすみは普段はだらだらしていますが、なんだかんだ桜子思いだったり桜子の料理に惚れていたりと桜子の元を離れるつもりはないらしい。

 世話焼きの桜子のほうが、かすみを溺愛していて逆にかすみのほうが一歩距離を置いたり、ベタベタしなかったりとギャップに萌えます。また桜子は若干非常識なところもありそれを面倒くさがりのかすみがフォローしていたりと最高です。ちなみに四コマ漫画です。

 

 

 最後の一冊は『たとえとどかぬ糸だとしても』 です。

たとえとどかぬ糸だとしても1 (百合姫コミックス)

たとえとどかぬ糸だとしても1 (百合姫コミックス)

 

  一巻が5月に発売されたばかりで、この三冊の中では一番新しい漫画になります。主人公の鳴瀬ウタは兄のお嫁さんかつ幼なじみだった薫瑠に恋心を抱いている。達成できない、押さえなければいけない恋、しかし押さえられない恋を胸に秘めるウタが切ないです。と言うのも、兄が薫瑠と結婚した時に今までの彼女への感情は恋だと気づきます。また鳴瀬兄妹と薫瑠は現在一緒に住んでおり、スキンシップが激しく、ウタの支えになってあげたい薫瑠の行動はウタに幸せと痛みを同時に与えています。

 まだ一巻しか出ていないので今後の展開に期待です。

 色々なサイトで試し読みができるので、ここでは2つのサイトのリンクを貼っておきます。

seiga.nicovideo.jp

booklive.jp

 

 以上三冊のおすすめ百合漫画を紹介しました。これらの漫画に限らず、どの漫画も作画、ストーリーともにレベルが高く、面白いです。いろんな漫画を探して読みましょう!