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『死んでしまう系のぼくらに』 最果タヒ 感想

 やっと、最果タヒ『死んでしまう系のぼくらに』を買うことができました。

今乗っている?詩人ということと、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』という映画で興味があって、詩集を買うチャンスをねらっていました。映画見たいぞ。

 

 買って、読んでいるものの、一体どんな人がこういう詩集を読むんだろう。こういうというのは、現代の感覚で、現代の言葉で書かれた愛や死などについて書かれた詩を、わざわざ本で買って(ネットで無料で読めるけれども)読むんだろうという疑問。

 これは著者や読者を非難しているわけではないです。無限に近い娯楽が無料で楽しめる現代で、詩というジャンルの本にお金を払うのは誰なんだろう。と疑問に思っています。ただそういった友人、知人がいないだけですが。

 

 ちなみに僕は現代、まさに今書かれたなにかが読みたかったから買ったんだと思う。しかも死だの恋だの考えたい。21歳で大学生でそういうお年頃かもしれない。こんな詩を読むオレカッケーを無意識にやりたいのかもしれない。

   

 

死んでしまう系のぼくらに

死んでしまう系のぼくらに

 

 

 

 感想に移ります。僕がすごく共感するのはないかも。詩集のなかのような人間関係や言葉はネットや話では聞いても、僕は経験していないぞ、っていうのが多い。

 とってもセンチメンタルで悲観的。でもそういうの好き。勝手に傷ついて、勝手に悩んで、勝手に死に近づく。

 愛とか恋とか死とか考えてると、だいたいは出口が見えなくなる。よね?でもそこからポジティブに考える人もいるし、ネガティブに考える人もいる。この詩は後者かな。感じやすい人。センシティブ。

 タイトルの死んでしまう系のぼくらにっていうのも、これらの詩みたいに考えちゃう人に送るのかもしれない。それともすぐ死にそうな人への皮肉かな。

 

 気に入った詩の一部分を引用します。

「わたしをすきなひとが、わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、わたし以外のだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。わたしのことをすきなまんまで。」

 

        夢やうつつ 『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ p8

 すっっごい自分勝手だなと読んで思いました。自分に自信がないのか、自分が嫌いなのか、付き合う資格がないと思っているのか、幸せにできないのか。

 わかりませんが。でも、他の人はこれどう思うんですかね。

 

実は詩の書かれ方が2種類あって、縦書きと横書きなんです。横書きはちょっと長くて、なに言ってるんだって感じ。横書きはTwitterで万単位でリツイートされてそう。

 

 

 読みながら思ったんですが、やっぱり詩って面白いですね。言葉のセンスがもろにでると思います。とても自分には書けそうにないな。

 古くさくて、ちょっと敬遠してましたが、詩って基本的に愛とか死とかが大きなテーマになっていて、それはどの時代、どの国の詩でもあまりかわらないんですよね。シェイクスピアソネットとかも愛をうたってるし。気張って読まないようにしよ。あとは自然とかね。

 

 

 最後に、図らずも今日は七月六日のサラダ記念日。

 たまには詩集を開いたり、言葉に思いを馳せよう。